NPO法人
新宿環境活動ネット

「ゼロカーボンシティ新宿」を目指して、クリアソン新宿とパートナーシップを締結！

本日（2024年5月17日）、新宿環境活動ネットは、新宿区を本拠地として活動する日本フットボールリーグ（JFL）所属のサッカーチーム「クリアソン新宿（Criacao Shinjuku）」と、未来のこどもたちが健康的にサッカーを楽しめる環境づくりを目指し、パートナーシップを締結しましたのでお知らせします。2050年「ゼロカーボンシティ新宿」の実現に向けて、新宿をフィールドにこれまで以上に相互連携した様々な環境活動（ソーシャルアクション）を展開することで、サステナブルな社会づくりを推進していきます。

１．背景

昨今、気候変動による影響から、サッカーをはじめとするスポーツを楽しめる環境そのものが脅かされています。
Jリーグによると、台風の激甚化や線状降水帯による集中豪雨等によって中止になった試合は直近5年間で約60試合を数え、この10年でその数は約4倍になっています。このような状況下において、新宿区は2021年6月に「ゼロカーボンシティ新宿」を表明しました。2050年までに、二酸化炭素（CO2）排出量を実質ゼロにすることを目標に掲げています。そこで、新宿環境活動ネットとクリアソン新宿がタッグを組み、新宿をフィールドにお互いの“つながり・知見・強み”を活かした環境活動（ソーシャルアクション）をともに推進していくことで、未来のこどもたちが健康的にサッカーを楽しみ、「サッカー選手になりたい！」と笑顔で言えるサステナブルな社会の実現を目指します。

２．相互連携する取組例

・クリアソン新宿の試合会場における環境情報発信

2023年4月9日(日)、クリアソン新宿の国立競技場における試合会場で「新宿区「みどりの小道」環境日記コンテスト」「新宿区こども環境絵画コンテスト」（主催：新宿区、NPO法人新宿環境活動ネット）の特別巡回展を行い、スタジアムを訪れた皆様に、作品に込められたこどもたちの環境に対する想いを発信しました。今後もクリアソン新宿の試合会場で環境情報の発信を行うなど、連携した企画を実施していきます。

【参考】【クリアソン新宿×SEAN】2023年度「環境日記・環境絵画 特別巡回展＠国立競技場」

・「新宿SDGsフェス」（まちの先生見本市！）における連携

2022年度から、新宿環境活動ネットが主催する区内最大級の環境イベント「新宿SDGsフェス」（まちの先生見本市！）において、クリアソン新宿の選手がこどもたちとプロギング（ごみ拾いとジョギングを掛け合わせた新しいフィットネス）を実施するなど、盛り上げてきました。今後はクリアソン新宿が主催する「新宿こどもまつり」と「新宿SDGsフェス」を同時開催するなど連携をさらに深化させ、両者のパートナー団体・企業、関係者の皆様とともに、こどもに向けた学びや体験の機会を提供していきます。

【参考】「新宿SDGsフェス2023」（第21回 まちの先生見本市！）

・その他

クリアソン新宿の試合会場、新宿環境活動ネットが主催する環境イベントや受託事業等において、相互連携した効果的な環境活動（ソーシャルアクション）を企画・実施していきます。

３．関係者コメント

クリアソン新宿 クラブ事業部　上田 康太 様

「新宿の未来ある子どもたちがいきいきと暮らせるように、また誰もが豊かさを感じられるまちになるように、そんな想いの輪を今回のパートナーシップを通じて広げていたいです。新宿環境活動ネットの皆さんとのお取り組みで、いろいろな方に自分たちの関わる新宿の環境を考えるきっかけになれることを願っています。自分たち自身も“スポーツ✕環境”の観点からやれることを考え、新宿から発信していきたいと思います。」

NPO法人新宿環境活動ネット 代表理事　飯田 貴也

「新宿環境活動ネットは2003年の法人化以来、「環境学習応援団」に登録する約70のパートナー団体（市民・企業・大学・行政機関など）の皆様とともに、環境を切り口とした様々な次世代人材育成事業に取り組んできました。「ゼロカーボンシティ新宿」の実現やSDGsの達成に向けて、クリアソン新宿の“ひとをつなぎ、まちをつなぎ、価値をつなげる”という理念に共感し、サッカーの“巻き込み力”に期待しています。これからはパートナーとして、より良いサステナブルな未来に向けて、新宿発のチャレンジを連携して展開できることを楽しみにしています！」